電子契約ソフトとは?

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電子契約ソフトとは、紙の契約書ではなくインターネット上でPDFなどの電子ファイルで契約を締結するソフトのことです。

従来は契約を交わす際に紙の契約書に印鑑を押していましたが、2001年に「電子署名法」が定められ、電子署名が手書き署名や押印と同様の効力を持つようになりました。

現在では、政府や関係省庁をはじめとして流通・小売業、製造業、不動産業などの幅広い企業から個人事業主まで電子契約ソフトの導入が進んでいます。

本記事では、多くの業界で導入が進んでいる電子契約ソフトについて、メリットや注意点、選び方を踏まえた上でおすすめのソフト10選をご紹介いたします。

電子契約ソフトのメリット

印紙税の削減

紙の契約書の場合、課税対象となるので契約金額に応じて印紙税を納入する必要があります。

ですが、電子契約は課税対象ではないため印紙税がかかりません。課税の他にも契約書の紙代や郵送の場合は切手代などのコスト削減ができます。

また、郵送にかかる時間も短縮できるためスピーディーに契約締結まで行うことができます。

契約締結の効率化

契約書を電子化するとインターネット上で閲覧できるようになるため、社内承認をスムーズに行うことができるようになります。

検索機能も付いているため契約内容を瞬時に確認することができ、複数人で共有することも可能です。文書のテンプレートも作成しておくことで、効率的に契約書を作成することができます。

コンプライアンスの強化

電子契約の場合、保管場所を確保する必要がなく盗難や紛失のリスクも無くなります。社内でも権限を限定的にすることで閲覧できる範囲を制限でき、コンプライアンスの強化ができます。

また、高度なセキュリティを有している電子契約ソフトを利用することで、情報漏えいの心配も無くなります。

電子契約ソフトの注意点

書面でしか締結できない契約がある

契約書の中には法律で紙での交付が義務付けられており、電子化できない書類があります。

定期借地契約や不動産売買における重要事項証明書などが電子契約不可となっており、公正証書が必要な契約や対面で取引が行われる契約といった電子化が適していない契約については認められていません。

しかし現在、様々な法改正が進められているため、今後電子取引が認められる契約は増えてくる可能性が高いでしょう。

取引先の同意が必要

契約書を電子で締結する際、相手方の同意が必要となります。電子化が進められている企業であれば問題ありませんが、企業によっては電子契約を導入していない場合がありますので、その際は紙の契約書が必要となります。

電子契約でもデータの形式や押印の方法などに規定がある企業もありますので、柔軟な対応ができるようにしておくとスムーズに契約締結が行えるでしょう。

電子契約ソフトの選び方

契約件数あたりのコストが適しているか

電子契約ソフトは月額の固定費に加えて、契約1件ごとに送信料がかかる従量課金制となっている場合が多いです。

そのため、自社が毎月どれくらいの件数の契約を行っているのか整理しておくことで費用面を抑えることができます。

また、価格が安くても必要な機能が搭載されているソフトまたはプランなのか確認してからソフトを選定しましょう。

既存システムと連携できるか

既存のシステムとの連携ができるソフトの場合、例えば顧客情報管理システムと連携することで契約内容と顧客情報をリンクさせて管理できたり、会計ソフトと連携することで経理関係の社内申請をスムーズにしたりすることができます。

契約締結だけでなく、その後の取引フローも一元管理することができるため、業務の効率化が期待できます。

電子契約の種類が自社に合っているか

電子契約には「立会人型」と「当事者型」があります。

立会人型は、電子契約ソフト運営会社が電子証明書を用いて押印をするため、ソフト利用者の本人確認はメールアドレス認証などで行われます。

当事者型は、電子認証局による本人確認後発行される電子証明書を利用して押印するため、本人確認が信頼性の髙いものとなっています。

ソフトによってはどちらの型も取り扱っている場合があるため、必要な方は選定の際にチェックすると良いでしょう。

おすすめの電子契約ソフト10選

クラウドサイン

クラウドサインのwebページ
(出所:クラウドサイン公式Webサイト)

クラウドサインは、弁護士ドットコムが運営している導入社数130万社以上、累計送信件数 1000万件超の国内シェアNo.1の電子契約ソフトです。
官公庁・金融機関も利用しているほどの髙いセキュリティ体制でデータ管理を行っているため、安心して利用ができます。
100以上のサービスと連携可能なので、既存の外部サービスがある場合もスムーズに導入ができ、契約フローの一元管理を実現できます。

初期費用 月額料金(税抜)
10,000円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(月5件まで) 200円
  • 業界シェアNo.1の電子契約ソフト
  • 連携可能サービス数が圧倒的
  • 実績のある髙いセキュリティ性

GMOサイン

GMOサインのwebサイト
(出所:GMOサイン公式Webサイト)

 

GMOサインは、電子印鑑に特化した電子契約ソフトで、前述した立会人型と当事者型の両方を取り扱っています。
署名機能が豊富に搭載されており、手書きサインや印影登録、マイナンバー実印など利便性の重視や本人性の確保によって使い分けることができます。
大量送信が見込まれる方向けのプランや不動産、人事、官公庁・自治体など業種に特化したプランなど複数のプランが取り揃えられているので、自社にあったプランを見つけやすいです。

初期費用 月額料金(税抜)
8,800円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(月5件まで) 立会人型/110円、当事者型/330円
  • 立会人型と当事者型の両方を利用可能
  • 電子印鑑に特化したサービス展開
  • 業種に合わせたプランを選べる

マネーフォワード クラウド契約

マネーフォワード クラウド契約のwebサイト
(出所:マネーフォワード クラウド契約公式Webサイト)

 

マネーフォワード クラウド契約は、会計ソフトや勤怠管理システムなど様々なサービスを提供している株式会社マネーフォワードが運営している電子契約ソフトです。
専用ソフトは不要でブラウザ上で電子契約をすることが可能です。契約書ごとに電子押印する位置をカスタマイズできます。
低価格の個人向けプランが用意されており、また送信件数ごとではなく請求書の郵送や規定人数以上の利用などの各種サービスを利用するごとに従量課金がされます。

初期費用 月額料金(税抜)
980円(個人向け)
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(機能制限版)
  • 個人向け、中小企業、大企業といった規模に合わせたプラン展開
  • 契約送信通数・保管数による従量課金なし
  • インターネット環境があればいつでも契約締結が可能

BtoB プラットホーム 契約書

BtoB プラットホーム 契約書のwebサイト
(出所:BtoB プラットホーム 契約書公式Webサイト)

 

BtoB プラットフォーム 契約書は、株式会社インフォマートが提供している電子契約ソフトです。
取引先企業は無料で導入でき、電子帳簿保存法の保存要件を取引先を含めて双方適用するため契約締結をスムーズに行うことができます。
社内稟議の起案から承認までクラウド上で簡単に行えるワークフローシステムも搭載されており、社内稟議~企業間の契約書締結・管理にかかる時間・手間を大幅に削減します。

初期費用 月額料金(税抜)
10,000円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(月5件) 50円/電子契約1通
  • 社内稟議のワークフローシステム搭載
  • 取引先は無料で導入できる
  • 見積・契約・受発注・請求が1つのインターフェースで可能

Adobe Acrobat Sign

Adobe Acrobat Signのwebサイト
(出所:Adobe Acrobat Sign公式Webサイト)

 

Adobe Acrobat Signは、アドビ株式会社が提供しているPDF作成を行うAcrobatの機能に組み合わせた唯一の電子契約ツールです。
世界各国の最高レベルのコンプライアンス要件だけでなく業界特有の規制にも対応しているため、世界中で安心して利用ができます。
34言語に対応しているので多言語の環境にも向いており、海外との取引が多い企業におすすめです。

初期費用 月額料金(税抜)
1406円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(7日間/個人版) 無制限
  • 多言語の企業におすすめ
  • 世界レベルのコンプライアンス強化
  • Adobe製品に慣れている方は導入しやすい

ContractS CLM

ContractS CLMのwebサイト
(出所:ContractS CLM公式Webサイト)

 

ContractS CLMは、ワンプラットフォームで契約書の作成から管理までを行えるクラウド型ソフトです。
電子締結だけでなく契約業務全体をカバーしており、ContractS CLM上で作成した契約書データをPDF出力して紙で締結してもContractS CLM上で管理できます。
オプションでAIレビューツールと併用できるので、複雑な契約書の内容をAIでチェックすることができます。

初期費用 月額料金(税抜)
あり(要問い合せ) 要問い合せ
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
なし 要問い合せ
  • 契約書の作成から管理まで契約業務全体をサポート
  • DocuSign/クラウドサインとも連携可能
  • AIレビューツールで契約内容をチェックできる

SignTime

SignTimeのwebサイト
(出所:SignTime公式Webサイト)

 

SignTimeは、月額980円の低価格プランから大企業向けプランまで展開している、コスパ重視の企業におすすめの電子契約ソフトです。
SignTimeの特色はより手書きサインに近い電子署名をできる点で、指やタブレットペンでタッチパネル操作やマウスによる操作で、まるで手書きのような署名ができます。
店舗でお客様に書面への署名を依頼していたようなケースにも、事前にリモートで同意を得るのに活用できます。

初期費用 月額料金(税抜)
980円~
無料トライアル 提供形態
30日間 要問い合せ
  • 手書きに近い電子署名
  • 1名から利用できる低価格プラン
  • プランごとに無料で利用可能な送信件数が付いている

ジンジャーサイン

ジンジャーサインのwebサイト
(出所:ジンジャーサイン公式Webサイト)

 

ジンジャーサインは、契約書の作成から契約ステータス管理まで行える電子契約ソフトです。
基本的な電子契約の機能を備えながら、サポート体制が充実していることが特徴です。
企業ごとに最適な運用方法を担当者が設計し、各企業ごとの運用方法に合わせたマニュアルを作成、操作方法がわからない場合はカスタマーセンターに質問できるなど、初めて電子契約ソフトを導入する方におすすめです。

初期費用 月額料金(税抜)
50,000円 10,000円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
2週間かつ3通まで 無制限
  • 充実のサポート体制で初心者におすすめ
  • テンプレート機能を使って瞬時に契約書を作成・送付
  • 紙で締結した契約書もインポート可能

契約大臣

契約大臣のwebサイト
(出所:契約大臣公式Webサイト)

 

契約大臣は株式会社TeraDoxが提供している電子契約ソフトです。
使いやすさ、分かりやすさを追求した操作性なのでPC操作に不慣れた方や電子契約ソフトが初めての方も使いやすい設定になっています。
また価格帯がリーズナブルで、個人・フリーランスの方や小規模企業などの送信件数が少ないまたは件数が決まっている企業では、コスト削減につながるでしょう。

初期費用 月額料金(税抜)
1871円~
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
あり(月1件) プランによって件数制限あり
  • 初心者が扱いやすい操作性を重視した設計
  • リーズナブルな価格帯
  • 個人の方でも柔軟に選べるプラン展開

みんなの電子署名

みんなの電子署名のwebサイト
(出所:みんなの電子署名公式Webサイト)

 

みんなの電子署名は、無料で全機能が使える電子契約ソフトです。文書の送信、受信による従量課金もありません。
無料ながらもAdobe社の提唱するAATL証明書と、10年以上の長期署名に対応しており、また一般的なSSLによる暗号化通信の他にも様々な不正アクセスに対するセキュリティ強化が行われているため安心して利用することができます。
唯一の有償サービスとなるのは文書を1年以上保管する時の保管料ですが、1文書1か月あたり10円と極めてリーズナブルとなっています。

初期費用 月額料金(税抜)
無料トライアル 送信件数ごとの費用(税抜)
  • 完全無料で全機能を使用可能
  • 最高水準のセキュリティとバックアップ体制
  • 有償サービスは1年以上の文書保管料金のみ

まとめ

本記事では、電子契約ソフトについてメリットや注意点、選び方を踏まえた上で、厳選した電子契約ソフトをご紹介いたしました。

髙いセキュリティ性が求められる電子契約ですが、多様な料金プランや機能など比較検討するべきポイントがたくさんあります。

ソフトによっては電子契約だけでなく契約業務全体の効率化を目的としているものもありますので、どのような機能が必要なのか改めて社内で整理しておくと良いでしょう。

電子契約ソフトまとめ画像

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