最終更新日 2023年8月18日

バックオフィス業務を効率化しよう

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事業の発展を図るには、営業部門などのフロントオフィス業務を強化するだけではなく、バックオフィス業務の効率化も重要です。

この記事では、バックオフィス業務とは何かを説明し、効率化を進めるポイントを解説します。効率化に役立つツールもご紹介しますので、バックオフィス業務の効率化を実践する際はぜひお役立てください。

バックオフィス業務とは

バックオフィス業務とは、組織や企業の裏方で行われる、主に業務の管理や支援に関連する業務を指します。営業や販売などのフロントオフィス業務とは対照的に、主に内部の業務を支えるために行われるものです。

フロントオフィス業務は利益を生み出しますが、バックオフィス業務は直接的な利益を生み出すというよりも、組織の運営と成長に必要な基盤を提供する役割を果たします。

バックオフィス業務は、経理・財務、人事管理、データ管理などの業務を通じて、組織の効率性や生産性を向上させ、コスト削減やリソース最適化を図ることが目的です。バックオフィス業務に該当するものとして、次のような業務が挙げられます。

  • ・経理業務
  • ・人事業務
  • ・営業事務
  • ・データ入力
  • ・オペレーション業務
  • ・購買業務
  • ・テクニカルサポート

バックオフィス業務の課題

バックオフィス業務の課題として、以下の事項が挙げられます。

業務が属人化しやすい

バックオフィス業務は、個々の従業員の知識や経験に大きく依存する傾向があります。特に複雑な業務プロセスやシステムが絡む場合、特定の従業員にタスクや知識が集中し、それによって業務の属人化が生じる可能性があるでしょう。

業務の属人化が生じると、従業員の離職や休暇時に業務の停滞を招く可能性があり、生産性の低下や納品遅れなどの原因になります。

業務負担が大きい

バックオフィス業務は、組織の運営や管理に関わる重要な業務を担当しています。多くの場合、データ入力や文書処理、業務の追跡や報告書作成など、繰り返し行われるルーチン業務も含まれます。

これらの業務は、手作業や細かい作業が必要なことが多く、時間と労力を要することがあるでしょう。

アナログ管理が残っている

バックオフィス業務には、アナログな手法やプロセスが使用されているケースが存在します。紙文書の保管や手書きの記録、メールや電話など非効率なコミュニケーション手段の使用で、デジタル化や自動化による効率改善が遅れている場合があります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展が遅れている企業ではアナログ文化が残っているケースが多く、バックオフィス業務における大きな課題です。

他部署との連携が多い

バックオフィス業務は、組織内の他の部署やチームとの連携が頻繁に行われることが多いです。例えば、営業部門とのデータの共有や報告書の作成、人事や経理との連携など、他の部署との情報交換や作業のやり取りが必要になってきます。

このため、他部署との円滑なコミュニケーションや協力体制の確立が求められます。

バックオフィス業務を効率化するメリット

バックオフィス業務はさまざまな課題が存在しますが、業務効率化で改善が可能です。以下では、バックオフィス業務を効率化するメリットについて解説します。

コスト削減と生産性向上

バックオフィス業務の効率化により作業効率が向上し、従業員の時間と労力の節約が可能です。繰り返し行われるルーティン業務やデータ処理などは、自動化やデジタル化によって時間の短縮が図れます。また、業務の効率化により、コスト削減も実現できます。

従業員満足度の向上

バックオフィス業務の効率化により、従業員はより効率的に業務を遂行できるようになります。煩雑な業務プロセスの簡素化や自動化により、従業員の負担が軽減され、業務のストレスやヒューマンエラーが減少します。

業務プロセスの簡素化や自動化で、従業員の満足度やモチベーションが向上する可能性もあるでしょう。

ヒューマンエラーの防止

バックオフィス業務の自動化やデジタル化により、ヒューマンエラーの発生を減らせます。手作業によるデータ入力や文書処理のミス、コミュニケーションの誤解などのリスクの低減で、正確性や品質の向上が期待できます。

セキュリティの強化

バックオフィス業務の効率化には、データのセキュリティ強化も含まれます。デジタル化により、データの保管や共有を安全な環境で行うことが可能です。アクセス制御やデータのバックアップなどのセキュリティ対策を組み込んだシステムの導入により、情報漏洩やデータの紛失リスクが低減するでしょう。

ワークフローの可視化

バックオフィス業務の効率化により、業務プロセスの可視化ができるようになります。デジタルツールや自動化システムによって、業務の進捗状況やタスクの状態がリアルタイムで把握でき、業務の透明性や管理の向上が図れます。

バックオフィス業務を効率化する際のポイント

次に、バックオフィス業務を効率化する際のポイントを解説します。

自動化できる業務か

バックオフィス業務を効率化する際、自動化できる業務かどうかの判断が重要です。例えば、データ入力や文書生成、タスクの割り当てなどは自動化の候補になるでしょう。自動化により、時間と労力の節約、正確性の向上、生産性の向上が期待できます。

自社で行う必要がない業務か

バックオフィス業務を効率化する際には、自社で行う必要がない業務を見極めることも重要です。例えば、給与計算や経理業務、データ入力などは外部の専門業者に委託できます。外部に委託することで、リソースやコストの最適化が可能です。

目的を明確にしているか

バックオフィス業務を効率化する際には、明確な目的を定めることが重要です。効率化の目的は、コスト削減、生産性向上、エラーの削減、顧客サービスの向上など、組織の具体的なニーズに合わせて定める必要があります。

目的を明確にすることで、効率化に取り組む方向性や優先順位などが明確になるでしょう。

バックオフィス業務の効率化に役立つツール

バックオフィス業務の効率化には、以下のツールやソフトが役立ちます。

電子契約ソフト

電子契約ソフトは、契約書や書類の電子化とオンライン上での電子署名を可能にするツールです。電子契約ソフトを使用することで、紙ベースの契約プロセスを効率化し、時間と手間を節約できます。

社内向けチャットボット

社内向けチャットボットは、組織内でのコミュニケーションや情報共有を支援するツールです。従業員はチャットボットを通じて問題を解決したり、情報を検索したりなどができます。

文書管理ソフト

文書管理ソフトは、組織内の文書やファイルをデジタルで管理するためのツールです。文書管理ソフトを使用することで、文書の作成、編集、共有、検索、管理などを効率的に行えます。

RPA

RPAはマウスやキーボードの操作を模倣し、人手による作業を効率的に自動化するソフトウェアロボットです。データ処理や業務フローの自動化など、バックオフィス業務の効率化に広く活用できます。RPAの導入により人的エラーのリスクが低減し、生産性向上につながります。

まとめ

バックオフィス業務とは、主に管理や支援に関連する企業の裏方の業務を指します。営業などのフロントオフィス業務とは違い、直接利益は生み出しませんが、業務改善を行うことで生産性向上などに貢献します。

バックオフィス業務の効率化を進めるポイントは、自動化できる業務を見極め、目的を明確にすることが重要です。自社で行う必要がない業務は専門業者に依頼することも検討しましょう。

バックオフィス業務の効率化には、電子契約ソフトや文書管理ソフト、RPAなどのツールが役立ちます。業務改善につながるツールを導入し、バックオフィス業務の効率化を推進しましょう。

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